盲導犬パピーはほとんどが一匹で可愛がられて育ちます。オデットもジュリもブラッキーも、当然一匹だけで猫可愛がりされて育ち、その後も犬一匹で暮らしてきました。
ところが、10歳のシニアになって突然、老犬ホームにでも入れられたように、多頭飼いになりました。それは、犬にとって悲しいことではないかしら?と心配したこともあります。
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イケワンブラッキー |
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可愛いシニア |
もともと協会の犬達は`怒り`の感情がないんじゃないの?と思うほど、ケンカもしないし、縄張りを主張したりしません。我が家の3匹も、オデットは多少受け入れるまでに時間がかかりましたが、ジュリとブラッキーを迎えた時に、私が色々と説明せずとも、我が家の生活リズムややり方をオデットを見ることで会得してもらって非常に好都合でした。
餌をもらうときのルール、体を拭くときのルール、おそらく私のくせなどもあると思いますが、犬達は先住犬を見ながら並んで待つのです。面白いですよね。歯磨きが大好きなオデットにつられてか、ジュリもブラッキーも並んで待っています。
以前、預かった犬が体を拭かれるのが好きでない子がいましたが、オデットの真似してすぐにできるようになりました。
ジュリは「趣味はなんですか?」と聞かれれば、「寝ること」と答えそうな子です。もし、引退犬ボランティアとしてジュリだけと暮らしていたら、私は好きなだけ寝かせてしまっていたかもしれません。
山登りは好きでも、近所の散歩は好きでないジュリが、散歩好きのオデットと暮らすことで健康を保てているのかも。
また、ワンツーをすんなりしてくれないオデットが、ワンツーのコマンドで必ずしてくれるジュリに影響されてするようになったのは、膀胱炎になりやすいオデットにとって幸運と言えると思います。
ブラッキーは、うちへきて、人が食事をしている時にウロウロしてもおこぼれをもらえないことを学び、自分の餌をもらう時は、シットして私と目を合わせないとOKが出ないことを覚えました。
多頭飼いは犬達にとって幸せかは分かりませんが、私には非常に助かっています。
それに、何よりも・・・2匹が寄り添っていたり、3匹が顔を並べていたりしたら、悶えるほどに可愛いんです♡
ずっとずっと、この時間が続いてほしいと願っています。
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25キロも35キロも同じレインコート |