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2023年11月30日木曜日

ジュリのこと

ジュリです。ジュリは私が初めてパピーウォーカーとして育てた犬で、こんなに素直で、のんびりした犬はいないと思っています。 


お揃いの腹巻き♡


そんなジュリも早13歳。
13歳という年齢を元気に迎えられたのは心から嬉しかったです。いつ何が起きてもおかしくない、とは頭ではわかっているものの、毎朝、目を開けるとそばにいて挨拶をする、そんな毎日がずっと続いて欲しいと願っています。


普段と変わらず食欲もあるジュリですが、先日、後ろ足の内側に腫瘍が見つかりました。1cmほどの水膨れみたいなのを見つけ、すぐに動物病院へ。11月はブラッキー、オデット、ジュリと毎週、病院へ通うことになったのでした。


先生の見立てでは、あまり良くないできもののようで、1週間後に手術の予定が入りました。その前に血液検査、レントゲン、エコー検査をして、高齢ということもあり、手術が可能かどうかを調べてから切除手術となります。


いつも、へそ天でひっくり返って寝ているジュリですが、実は、ひっくり返されるのは大嫌いで抵抗します。盲導犬時代も検査に苦労したと聞いていたので、引退してからは血液検査はしても、あえてレントゲンやエコー検査はしてこなかったのです。特に必要もなかったし。
13歳になって病院で嫌な思いをさせて、可哀想なことになったと心配していました。



検査の日は、先生にひっくり返されるのが嫌いなことを伝えて預けました。
ところが、夕方迎えに行くと、ニッコニコでジュリが飛び出してきて、「レントゲンもエコーもおとなしくさせてくれて、大型犬でここまでお利口にさせてくれると非常に楽です。」とまで言われて、思わず涙がこぼれそうでした。看護師さんたちからも「さすが元盲導犬ですね。とてもお利口さんでした。」と絶賛でした。


検査の結果も良好で、3年ぶりのレントゲンとエコー検査でも悪いところは見られず、手術となりました。今はまだ手術から4日目なので、大きな痛々しい傷はありますが、ジュリが気にする様子もなく、いつものように食べ、いつものように散歩しています。
術後の診察でも、順調に回復していると言われています。


いつかは見送る日が来るのであって、そのとき後悔しないように日々を過ごしているけど、やっぱり、その日は遠い方が良いし、何よりも犬達が苦しむことがないように、と祈るばかり。
ジュリ13歳、オデット11歳、ブラッキー10歳。
今月は、3匹ともお世話になったけど、こうして病院へ行く日も増えるのかな。

まだ3匹の笑顔を見ていたい

オデットのこと

オデットです。


11歳だけど、食事にも気をつけているし、体重も23キロ台をキープ。膀胱炎もしばらくなっていません。オデットは体がとてもしなやかで健康だと思っています。



そんなオデットですが、耳があまり聞こえていないようです。マイペースな性格なので、呼んでもすぐに来ないとか、すぐにワンツーをしないのは、性格のせいだと思っていました。



最近、私が帰宅しても出迎えるのはジュリとブラッキーだけで、オデットは熟睡していて気づきません。おやつをやろうとしても、寝ていると呼んでも分からず、触って起こすこともしばしば。

何よりも、餌をやるときに、ウェイトして待っているので、今までは「OK」で食べ始めるのに、いくら「OK」と言っても、キョトンと可愛い顔して私を見つめたまま。せつなくなります。

今は声に大袈裟な指差しを加え、OKを伝えるようにしています。
人と違って、聞こえないという事実をどう感じているのかな。寝ると静かな中で、熟睡するようで起きにくくなりました。その反面、私の物音を感じないからか、ピッタリとくっついてきたり、姿が見えないと探しているようにも思います。私もオデットのそばから移動する時は、不安がないように伝えるようにしました。


ブラッキーの受診からまもなく、今度はオデットも動物病院へ。鼓膜や外耳、見える部分は炎症もない。先生が耳元で大きく手を叩くと反応はある。原因ははっきりしませんが、老化も考えられると言われました。冒頭に書いたように、オデットは体がしなやかで老化という言葉がしっくりこないと思うのは私だけかな。


オデットは歯が二度折れて、一度目は抜歯、二度目は温存して被せています。他にも、一年前になった耳血腫は治療を終えています。さまざまな要因か、はたまた多頭飼いのストレスが原因かわかりませんが、オデットが少しでも安心して過ごせるようにしたいと思っています。



2歳でうちに来てから9年半、常に話しかけ、コマンドでコミュニケーションをとってきたので、コマンドが聞こえない状況に戸惑っているようにも見えます。今はできるだけ触って伝えることにしました。私も耳鳴りが常時あり、難聴気味だったりするので、そんなとこまで似なくていいのに!でも、大嫌いな雷が聞こえなくなるのはよかったね。

オデットは一人っ子が良かったのかもしれないけれど、他の二匹の動きを見て状況がわかることも助けになっていると思いたい。

ブラッキーのこと


ご無沙汰しています。ブラッキーです。うちへ来てもうすぐ半年が経ちます。
私はブラッキーがいることが当たり前になったので、ブラッキーにとってもそうであって欲しいと思います。

イエローラブラドールを連れていると、よく声をかけられます。ですが、黒ラブになると、見た目だけで怖い印象が強いらしく、敬遠されることも多いのに、ブラッキーはそれがあまりない。体高がひときわ高いから視界が開けるのか、散歩の時も周りをよく観察し、人や犬の存在にいち早く気づいています。気づいた上でニコニコ笑顔を振り撒いているのかわかりませんが、顔がいかつくないからか、幼い子供でもよく声をかけてきます。




そんなブラッキーですが、ここ1〜2ヶ月でしょうか、家にいる時に軽い咳払いをするのが気になり病院を受診しました。レントゲン、エコーなど調べて異常は見られず、念の為、気管支拡張させる薬や抗生剤、消炎剤など投薬しましたが変化は見られませんでした。外では走ったり、友達と暴れ回っても、咳は全く出ないのに、家で静かにしているとケホケホッと聞こえてきます。獣医さんも、原因が見つからないので様子見となりましたが、10歳の大型犬で咳をするというのはかなり気になる症状だそうです。


診察が終わり、待合室に戻るとケホケホッ。すかさず獣医さんがドアを開けて、「今しましたね?」って顔を出したら、「僕、知りません」みたいな顔してました。緊張していると咳は出ず、リラックスすると出るそうです。



引退して半年。まだまだ、まだまだ元気に走り回っていてね。



先日、公園でイエローラブラドールを連れた男性から声をかけられ、名前を聞かれたのでブラッキーと言ったところ、「かっこいいね!クラプトンのギターと同じだね!」と即答されました。「そうなんです!ギターのブラッキーが名前の由来なんです!」と盛り上がりました。ちょうど、ブラッキーのパピーウォーカーの修了式の直後に、ラジオでクラプトン特集が流れ、ブラッキーと名付けたギターの話も出ていました。ブラッキーという名前は、覚えやすくて、呼びやすくて、奇抜ではないけど、他のわんこと重なったこともなくて、とても気に入っています。


かっこよくて、可愛くて、優しくて、甘えん坊のブラッキー。まだまだ元気でいてね。

2021年12月22日水曜日

仲良きことは美しき哉

年の瀬が迫ってきました。
緊急事態宣言が明けてからというもの、天気の良い日が多くて「よく遊べよく遊べ」を実行しています。オデットとジュリは一緒に暮らすようになって一年。外出先で他のワンコがたくさんいる中でも、自然と二匹で並んでいる姿を見るような気がします。

ジュリを迎えるにあたって、二匹が喧嘩をすることはなくても、お互いにストレスにならないと良いなと思っていました。
ジュリが来たばかりの時、ジュリがオデットに対してプレイバウ(犬の遊ぼうのポーズ)をしましたが、オデットは完全無視。オデットはもともと犬同士で遊ぶタイプではないので、「あー、そういうの、私いいから...」って反応でした。ジュリも「あ、そうなのね」って感じであっさりと。
普段からお互いに遊ぶこともなく、食べる時と寝る時、出かける時は一緒に、日中の家の中ではバラバラに過ごしています。いつも私を中心に二匹が寄り添ってくれています。







ごはんや散歩を待つ時は、二匹で協力して私に圧力をかけてきます(^ ^)


ジュリがうちへ来て一年なので、ワクチンを打ちに病院へ行きました。あら、オデットは前のワクチンから一年以上経ってたわ...。遊んでばかりで、病院へ行くのも面倒だったからね。
血液検査もしてもらい、特に気になる数値は見当たらず一安心。

ただ、体重が...二匹ともに仲良く1キロずつ増えていました。夏は太らせないように気を使いますが、冬だと油断しちゃうのよね。多少、脂肪がついてた方があったかいかなーなんて。

動物病院では、元盲導犬のジュリはフィラリア、ノミダニ薬、そしてワクチンまでもが獣医師会のご協力で無料にしていただいてます。とっっっっても助かっています。
繁殖引退犬のオデットは現役時代も今も全てボランティア負担。協会によって違いがあるようですが、今後、そうした負担が減ると良いですね。



さて、ワンワン王国みたいな写真↓。
ジュリの母犬エミーちゃんの姉妹に会いに、佐賀県までドライブ。佐賀に住んでいるお友達犬も集まって、協会関係のワンコが10匹集まりました。キャリアチェンジになった、オデットの娘にも会いましたよ。

下の写真は、オデットと食いしん坊なジュリの兄弟たち。ギル君とテルマちゃん。
テルマちゃんはエミーちゃんにとって3回目のお産ですが、ジュリと同じ父犬ジョルダーノ君なので、よく似ています。
ラブラドールが10匹もいるのに、犬の鳴き声はまったく聞こえなくて、人間の楽しそうな声だけがずっと聞こえていました。引退犬やキャリアチェンジの協会の子たちと過ごした、とても楽しい時間でした。
ワンコ達を通して、初めて会うボランティアさんとも情報交換。歳をとると心配事も出てくるし、病気になったり、介護が始まると相談したいことも増えると思います。そんな時にこそ、盲導犬協会の同窓会佐賀支部!みたいな、そんな支部があちこちに出来たらいいのにな♡


今週末はクリスマスですね。
家族と、友達と、たまたま時間や場所を共有する人と、優しい気持ちを分け合うことができますように。Merry Merry Christmas!