2021年12月22日水曜日

仲良きことは美しき哉

年の瀬が迫ってきました。
緊急事態宣言が明けてからというもの、天気の良い日が多くて「よく遊べよく遊べ」を実行しています。オデットとジュリは一緒に暮らすようになって一年。外出先で他のワンコがたくさんいる中でも、自然と二匹で並んでいる姿を見るような気がします。

ジュリを迎えるにあたって、二匹が喧嘩をすることはなくても、お互いにストレスにならないと良いなと思っていました。
ジュリが来たばかりの時、ジュリがオデットに対してプレイバウ(犬の遊ぼうのポーズ)をしましたが、オデットは完全無視。オデットはもともと犬同士で遊ぶタイプではないので、「あー、そういうの、私いいから...」って反応でした。ジュリも「あ、そうなのね」って感じであっさりと。
普段からお互いに遊ぶこともなく、食べる時と寝る時、出かける時は一緒に、日中の家の中ではバラバラに過ごしています。いつも私を中心に二匹が寄り添ってくれています。







ごはんや散歩を待つ時は、二匹で協力して私に圧力をかけてきます(^ ^)


ジュリがうちへ来て一年なので、ワクチンを打ちに病院へ行きました。あら、オデットは前のワクチンから一年以上経ってたわ...。遊んでばかりで、病院へ行くのも面倒だったからね。
血液検査もしてもらい、特に気になる数値は見当たらず一安心。

ただ、体重が...二匹ともに仲良く1キロずつ増えていました。夏は太らせないように気を使いますが、冬だと油断しちゃうのよね。多少、脂肪がついてた方があったかいかなーなんて。

動物病院では、元盲導犬のジュリはフィラリア、ノミダニ薬、そしてワクチンまでもが獣医師会のご協力で無料にしていただいてます。とっっっっても助かっています。
繁殖引退犬のオデットは現役時代も今も全てボランティア負担。協会によって違いがあるようですが、今後、そうした負担が減ると良いですね。



さて、ワンワン王国みたいな写真↓。
ジュリの母犬エミーちゃんの姉妹に会いに、佐賀県までドライブ。佐賀に住んでいるお友達犬も集まって、協会関係のワンコが10匹集まりました。キャリアチェンジになった、オデットの娘にも会いましたよ。

下の写真は、オデットと食いしん坊なジュリの兄弟たち。ギル君とテルマちゃん。
テルマちゃんはエミーちゃんにとって3回目のお産ですが、ジュリと同じ父犬ジョルダーノ君なので、よく似ています。
ラブラドールが10匹もいるのに、犬の鳴き声はまったく聞こえなくて、人間の楽しそうな声だけがずっと聞こえていました。引退犬やキャリアチェンジの協会の子たちと過ごした、とても楽しい時間でした。
ワンコ達を通して、初めて会うボランティアさんとも情報交換。歳をとると心配事も出てくるし、病気になったり、介護が始まると相談したいことも増えると思います。そんな時にこそ、盲導犬協会の同窓会佐賀支部!みたいな、そんな支部があちこちに出来たらいいのにな♡


今週末はクリスマスですね。
家族と、友達と、たまたま時間や場所を共有する人と、優しい気持ちを分け合うことができますように。Merry Merry Christmas!

2021年12月6日月曜日

晩秋もおなかいっぱい楽しみました

今年の秋は好天が多くて、紅葉狩りや山登りなどたくさん出かけました。ジュリは家の周りの散歩ではあまり喜ばないので、お出かけが増えた気がします。とはいえ、毎日お出かけは無理なので、家の周りの散歩にも付き合ってもらい、しぶしぶ歩いてますよ。

この日はエミーママの四十九日で、エミーちゃんが好きだった竈門神社でお友達と会いました。紅葉がとってもきれいで、青空に映えていました。





ジュリが帰ってからは、天気の良い日曜日はお父さんも積極的にお出かけしてくれます。珍しく山登りをしましたよ。シニアが歩いて往路1時間、復路45分かけてのんびりのんびり、秋を味わいました。


お友達とも山に登ったり、遊びに行ったり。今年の秋は本当にたくさん出かけることができました。夏の暑い時期は家から出られないから、涼しくなるのを心待ちにしていた甲斐がありました。


そうして遊びたおした秋。とうとう私の膝に疲れが溜まってしまい、階段や坂道を歩くのが困難に(/ _ ; )。それで、坂道のない柳川へ行ってきました。
お父さんが、「川下りのどんこ舟に犬達と一緒に乗りたい!」と、舟会社に交渉したところ、あっさりOK!1社目がダメなら何社でも当たってみる覚悟で聞いてくれたのに、一発目から良い会社に当たりました(^ ^)

舟に乗る時、ジュリは躊躇なく、すんなり乗船。さすが元盲導犬。舟でも飛行機でも乗ったことあったかな?オデットは地面とは違うってわかるのでしょうね。前足を踏ん張って嫌がっていましたが、ちょっと引っ張って乗せたら、すぐに慣れて、舟のへりに顎を置いて風景を楽しんでいるように見えました。いまの季節は、こたつで足元があたたかく、のんびりと快適な舟遊びができました。


周りの舟や川岸から「犬が乗ってる」と手を振ってくれたけど、当の犬たちは知らんぷり。ニコニコして手を振り返せばよいのに、と思ったのでした。
今回乗った舟の若い船頭さんの本業は、なんとオペラ歌手だそうで、素敵な声で「からたちの花」を歌ってくれました。オデットとジュリもうっとり聞いていましたよ。

舟会社によっては、犬は乗れないところもあるそうですが、快く引き受けてくれてありがたかったです。またひとつ、楽しい思い出が増えました。過去には、舟から水の中に飛び込んでしまった犬もいるそうですよ。それは焦ったでしょうね。


いつも帰りの車は、重なり合って眠っています♡



家では、やっぱりヘソ天に。


ジュリが我が家へ帰ってきて、明日(12/7)で一年が経ちます。あっという間に過ぎた気がします。コロナ禍ということもあって、家族と一緒に過ごす時間も長くてよかった♡

昨年、協会に着いて受付に預けられ、ユーザーさんと別れの挨拶ができないままに私が連れ帰った時は、ジュリも不安げで動揺しているようでした。時間が経って、うちにも少しずつ慣れ、オデットとの付き合い方もすぐにマスターしたようです。

そして、春になってユーザーさんと再会した時は、新しい盲導犬に負けじと、張り切ってユーザーさんの横を歩いていました。その姿は誇らしげだけど、ちょっと悲しい感じもして...。

秋になって、ユーザーさんが遊びに来てくれた時は、ジュリはお仕事を忘れて、すっかり普通の犬になっていました( ◠‿◠ )。そんな姿にユーザーさんも安心されたと思います。また会いに来てくださいね。いつか、ジュリも第二の我が家へ里帰りしますね。

いまでは、お気に入りの場所もできて、マイペースに過ごせています。家でオデットとジュリと過ごせる私はとても幸せです。外では、黒と白のラブを連れ歩く様はかなり目立つようで、よく声をかけられます。いつでもどこでもお利口な二匹は私の自慢だし、どこへでも連れてゆけて楽しいです。

さて、今度はどこへ遊びに行こうかな?