お久しぶりです。こんなに長く放置していて、読んでもらえるかしら...。オデットもブラッキーも変わりなく元気に過ごしています。11月になってようやく涼しくなって、オデットはぐんぐん歩くようになりました。
二匹とも白髪と寝る時間は増えたけど、よく食べて病気知らずに過ごせています。週末はお父さんとバラ園へ行ったり、紅葉を見に行ったり。涼しくなって、昼間もお友達と遊べるようになりました。
オデットとブラッキーが並んでいることが増えました。一緒に遊んだりはしないけど、家族って思っているんでしょうね。
家族ではないけど、遊ぶ時はいつも一緒だった大好きなヴィラが天国へ行きました。ヴィラも盲導犬の繁殖犬で、人の言葉がよくわかる賢い犬でした。遊ぶ時は猛スピードで駆け抜ける瞬発力があって、子犬ともよく遊ぶ優しいお母さん。
そんなヴィラが夏に10歳の誕生日を迎えてすぐに乳腺ガンを煩いました。涼しくなったらお祝いしようねって話してたのに、ガンとわかってからの進行があまりにも早く、わずか1ヶ月で逝ってしましました。若いうちに避妊手術をしていれば、乳がんや子宮がんのリスクは下がると言いますが、繁殖犬として生を受けた運命。6歳までに3回の出産をして、盲導犬を送り出したヴィラ。10歳になってシニアの仲間入りかなと思った矢先の病気。それまで大きな病気もない子だったのに、私たちにとってそれはあまりに突然で、今もまだ現実として受け入れられていないかもしれません。
ヴィラを見舞いに行ったとき、みんなに蝶の話をしました。
ジュリの母犬エミーが亡くなった時、黒い大きなアゲハ蝶が親しかった人の前に次々に現れたことがありました。私も散歩中に黒アゲハがすぅっと寄ってきて、後にも先にもそんなことはありません。そして、今年の夏、うちに庭に毎日黄色いアゲハ蝶が来ていました。よく来るなぁと思っていたのですが、ある日ふと、それがジュリなのかも?って気づいたんです。それからは、黄アゲハに「ジュリ、わからなくてごめんね!」って謝って...。
そしたら、お友達が「じゃ、ヴィラはモンキチョウね!」って言ったんです。その時、ヴィラが私の顔を見ていたので、「ヴィラはまだ生きてるもんね!」って話しかけたんですが、しっかり聞いていたようで、ヴィラが亡くなって火葬する日の朝、うちの庭にモンキチョウが現れ、お友達のところにも現れ、なんと指に止まったんです。そして、火葬場で悲しみに暮れる家族の前に現れ、ひらひらと自由に飛び回って見せたそうです。
それからも何度も、オデットたちと庭に出ているとモンキチョウは遊びに来て、ふと消えていきます。
うちに遊びに来た時のヴィラとオデット。ヴィラはジュリの血縁で、ジュリとも似ていました。ヴィラが亡くなって1ヶ月が過ぎましたが、やっぱりまだ寂しい。人のために仕事をして、こんなに純粋で一点の悪い考えもないようなワンコが、なぜ病気に苦しまなくてはいけないのか納得いかなくて、なぜ?なぜ?って答えは出ないけど考えてしまいます。


